初心者から超上級者まで!トレイルランニングの大会レベルと成長の道

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こんにちは!

トレイルランニングの世界に足を踏み入れると、様々な距離や難易度の大会があることに気づくでしょう。初めてのトレイルに挑戦する人から、100マイルという途方もない距離を走る猛者まで、それぞれのレベルに応じた魅力がトレイルランニングには詰まっています。

今回は、トレイルランナーの成長の道筋を「初級者」から「超上級者」までの4つのレベルに分けて、それぞれの挑戦と魅力、そして具体的な大会例を交えながらじっくりとお話ししたいと思います。あなたが次に目指すべきステージはどこか、この記事を読んで一緒に考えてみましょう!


初級者:まずは山を楽しみ、大会の雰囲気を味わう

トレイルランニングを始めたばかりの人、あるいはこれから始めようと思っている人は、まず「山を走る」ということに慣れることが大切です。アスファルトのロードとは違う、不規則な地面やアップダウンに体を適応させましょう。

挑戦の目安

  • 山を登ってみる、走ってみる:まずは、近所の低山やハイキングコースで、歩くことと走ることを織り交ぜながら山道を楽しみましょう。
  • ロードで10~20km走れる体を作る:いきなり山を走るだけでなく、平坦なロードで一定の距離を走れる基礎体力もつけておきましょう。

これらの準備ができたら、いよいよ大会への挑戦です。初級者におすすめなのは、比較的距離が短く、累積標高もそれほど高くない大会です。

大会への挑戦

  • 10~20km程度の大会:このくらいの距離の大会は数多く開催されています。大会の雰囲気を楽しみながら、自分の力を試すには最適です。
  • 大会例: S-Mountain The 4100D マウンテントレイル の14kmソロなど。美しい景色の中で、トレイルランニングの楽しさを存分に味わうことができます。
The 4100D マウンテントレイル in 野沢温泉 | S-Mountain

中級者:距離と累積標高の壁を越える

初級者レベルの大会で完走できるようになったら、次のステップは距離を伸ばすことです。トレイルランニングの醍醐味である「長い時間、山を動き続けること」を本格的に体験するステージです。

挑戦の目安

  • 30~50kmの大会に複数挑戦:初級者レベルの大会で培った基礎を活かし、少しずつ距離を伸ばしていきましょう。この距離になると、補給戦略やペース配分もより重要になってきます。
  • 累積標高を意識する:平地を走るのとは違い、トレイルランニングでは登り坂の合計距離である「累積標高」が重要になります。大会の累積標高をチェックし、それに向けたトレーニングを積んでいくことが大切です。

大会への挑戦

  • 30~50kmクラスの大会:このレベルになると、トレイルランナーとしての実力が試されます。完走したときの達成感は格別です。
  • 大会例: FunTrails Round みなの50K/30K の50kmなど。美しい里山を舞台に、タフなトレイルを走り抜ける経験は、きっとあなたを次のステージへと導いてくれるでしょう。
第4回FunTrails Round みなの50K/30K

上級者:未知の距離と夜間走、そしてメンタルとの対話

中級者レベルをクリアし、トレイルランニングの魅力にどっぷり浸かったあなた。次なる目標は、70kmから100kmクラスのウルトラマラソンです。ここからは、体力や技術だけでなく、メンタル面が非常に重要になってきます。

挑戦の目安

  • 70~100kmの大会にチャレンジ:この距離になると、レース中に様々なアクシデントが発生する可能性が高まります。天候の急変、コースロスト、体調不良など、予期せぬ事態への対応力が問われます。
  • 夜間走の練習:多くのウルトラマラソンでは、夜間帯に走ることになります。夜の山は、昼間とは全く異なる環境です。ライトをつけて走る練習はもちろんのこと、暗闇の中を一人で走り続けるメンタル面の準備も必要です。

大会への挑戦

  • 100kmクラスの大会:このレベルになると、これまで完走してきた大会で培った経験とメンタル面があなたを支えてくれるはずです。自分の限界と向き合い、それを乗り越えた時の感動は、他の何物にも代えがたい経験となるでしょう。
  • 大会例: 奥信濃100 など。奥信濃の雄大な自然を舞台に、100kmという長大な距離に挑むことは、トレイルランナーとしての大きな自信につながります。
奥信濃100トレイルランニングレース
奥信濃の魅力が詰まった100kmのトレイルランニングレース

超上級者:猛者たちの世界、100マイルランナーへ

そして、トレイルランニングの最高峰、100マイル(160km)レースに挑戦するステージです。この距離を完走できるのは、トレイルランナーの中でも一握りの猛者だけ。誰もが憧れる「100マイラー」の称号を目指します。

挑戦の目安

  • 160km(100マイル)レースにチャレンジ:100マイルのレースは、単に長い距離を走るだけでなく、睡眠不足、幻覚、そして極限の疲労との闘いになります。完走するためには、強靭な肉体と、何があっても諦めない強いメンタル、そして緻密な補給戦略が必要です。

大会への挑戦

  • 100マイルレース:このレベルに到達したあなたは、もはやトレイルランニングという競技を人生の一部として捉えているはずです。100マイルという旅を終えたとき、あなたは間違いなく、これまでとは違う景色を見ることができるでしょう。
  • 大会例: Mt.FUJI100 など。富士山麓を舞台に、日本のウルトラトレイルの聖地を走り抜けることは、多くのトレイルランナーの夢です。僕自身もまだ完走したことはありませんが、いつか必ず挑戦したいと思っています。
Mt.FUJI100
Mt.FUJI100は距離約165kmにもおよぶ富士山の山麓、登山道、歩道、林道などを走り歩きつなぐ。これまでに例のないアウトドアイベントを通して、挑戦することの大切さと、トレイルランニングの魅力を紹介します。また、360度どこから見ても美しい富士山の文化及び自然環境の素晴らしさを再発見し、国内外に伝えていくものです。

まとめ:自分に合ったレベルでトレイルを楽しむ

今回は、トレイルランニングの大会レベルと、それに合わせた成長の道筋についてお話ししました。

  • 初級者:10~20km程度の大会から始めて、山を走る楽しさを知る。
  • 中級者:30~50kmに挑戦し、距離と累積標高の壁を越える。
  • 上級者:70~100kmでメンタルを鍛え、未知の経験を積む。
  • 超上級者:100マイルに挑み、トレイルランナーとしての最高峰を目指す。

どのレベルで走るにしても、一番大切なのは、トレイルランニングを楽しむ気持ちです。無理をせず、自分のレベルに合った挑戦を続けることが、長く楽しくトレイルランニングを続ける秘訣です。

さあ、あなたの次の目標はどこですか?

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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